まず初めに基本的な言葉の定義から。
PRとは「パブリック・リレーションズ」(Public Relations)の略です。
パブリック・リレーションズとは、簡単に言うと、「歯科医院やお店・会社などの団体やNPOのような社会貢献活動など団体運営者とのメディアや社会と良好な関係を築くための活動」を意味することが一般的です。
しかし、今回は少し違った視点から「PRのファーストステップ」について考えていきたいと思います。
上記の通り、PRを考えるときに前提となっているのが「対外的に発信する情報」ということです。
ただ、入り口の段階でそのように常識的思考で考えてしまうと、PRを始めるとき、いきなりテレビやラジオ、WEBニュースに取り上げれれるような強めのネタを探そうとしてしまいますよね?!
これがPR戦略を難しくしたり、出だしでつまづいたりするハードル、障壁になってしまうのだと思います。
私はPRとは、自分たちの医院や店舗のこだわりポイントや自慢できること、自慢とまでは言わないけど「まあまあスゴいと思うよ」というところを掘り起こすことだと思うのです。いわゆる「棚卸し」という作業です。
さらにこの「棚卸し」は外向きではなく、内向きなものからで良いと思っています。
どういうことかと言うと、内部の人(まとめてスタッフと表現します)が自分たちのお店や歯科医院のおすすめポイントや他と比べても負けてないな〜と感じていることを書き出してミーティングなどでシェアしていくイメージでOKということです。
この作業によって「自分たちの強み」を再確認できるだけでなく、外に向けて発信するための準備ができるのです。大切なのは発信者側の全員が同じ方向を向いていくことです。
いくら耳障りの良い情報を発信してメディアに取り上げられたり、予想外にSNSでバズったとしてもそれを見て現実に訪れた方が「何か聞いてたのと違うな〜」と残念側のギャップを感じてしまうのでは逆効果ですよね。
だから「まず内部でブレスト」から始めて欲しいのです。
方法はどんな形からでもOKです。
事前に「自分たちのプチ自慢コンテスト」アンケートやります!みたいな感じで気軽にラフな形式で紙に書き出して回収するか、全体ミーティングでシェア会(発表会)をやってみると楽しいですね。
書き出した「プチ自慢」に投票してその日のNo1を決めても楽しそうです!
結果的に外部向けのPRをすぐに行わない場合でも「研修会としても十分な価値を発揮」すること間違いなしです。
あ、シェア会する際はホワイトボードに出された意見を箇条書きで書く係を決めてから始めてくださいね!
あとでスマホで撮影して記録として残し振り返りをしたり、まとめや考察に使えるようにしておきます。今は便利な時代で、画像があればテキスト認識できますので文字起こしをして、SNSやブログに活用できますしね。
「うちにホワイトボードなんてないよ〜」という場合は、大きめの付箋に書き出して壁やガラス窓にペタペタ貼り付けていけばOKです。
PRファーストステップでは、いきなり外部向けの発信を考えなくていい!こと、そしてやり方や形式にとらわれないでラフに始めることが大切です。
なぜなら自分たちの意見をアウトプット(言語化)して、共通認識とすることが目的だからです。
いかがですか?
これなら始められそうじゃないですか?!
「それでもうちではハードル高そうだな〜」って思った方は連絡下さい。
もっと手軽なファーストステップを一緒に考えてみたいと思います。
それではまた〜